世紀の漢墓発掘レポート
目のくらむ黄金、山をなす貨幣、竹簡(細い短冊に切った竹をつづりあわせた書物)の『論語』『易経』など、美しい象眼細工の楽器や馬飾り、青銅器、漆器の数々…、それに実物の馬や馬車などが、2千年前の歴史をよみがえらせ、「王」であり「皇帝」であり「侯」であった劉賀の人生をものがたる。
1卷
漢墓の至宝がものがたる
若き皇帝 劉賀の悲劇
大漢最盛期の皇帝武帝の孫
昌邑王の劉賀は,
好きな車馬を飛ばす走り屋だった。
はからずも皇帝に擁立されて長安に入り
その悲劇がはじまる。
呪詛、陰謀、愛憎うずまく宮廷にあって
二十七日でその地位を追われ,
ついには辺境の地、海昏国の列侯に……
その三十四年の生涯とは?
2卷
海昏侯墓発掘の生々しいレポート
在位わずか二十七日の皇帝 劉賀の
死後二千年あまりの今日
二万点をこえる貴重な遺品が姿をあらわした。
考古学調査員の手でひとつひとつ組み合わされ
前漢の時代がゆっくりと再現されるさまに、
現場にいるような興奮をさそわれる
考古学マニア必読の書。
3卷
自然の地殻変動や王朝を揺るがす歴史のなかにあって
「海昏国」は二千年の歳月により
霧の中に閉ざされた伝説となっていたが、
劉賀の遺品の数々が、神秘のベールを一枚一枚はいでいく。
謎につつまれた歴史の真相は?
本書は三十五の疑問に答えるQ&Aである。
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