漢字文化研究叢書3　漢字文化大観　上巻

　目　次
監修者のことば　1
漢字に味わいありてその趣き尽きることなし
―『漢字文化大観』日本語版序―　4
漢字文化学概論　7
漢字文化の昨日、今日、明日　23
漢字の性質と漢字文化　38
漢字と文化の相互検証関係　54
「倉頡作書」再考　71
独立・変化・中庸・調和―漢字文化という問題におけるいくつかの視点―　79
一　文明の黎明期　漢字の起源 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 91
（一）未開から文明への転換点にて　92
（二）原始的な実物による記録―結縄　95
（三）符号へと発展した契刻記事　98
（四）倉頡造字伝説の啓示　100
（五）上古の文物から得られるかすかな手掛かり　102
（六）推測と仮説　113
（七）甲骨文字の発見と研究　119
二　方形文字の神秘　漢字の形態の変遷 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 137
（一）古代文字　138
（二）近代文字　161
（三）異体俗体　170
（四）小篆の研究　185
監　修　者　何 九盈、胡 双宝、張 猛
顧　　　問　曹 先擢
特別監修者　王 寧
　 　　
三　「文房」今昔物語　漢字の書写工具と記録媒体 􀊜 197
（一）漢字の書写工具の変遷　198
（二）漢字の記録媒体の変遷　210
（三）漢字と印刷　228
四　字林に独ひとり一枝のみ　漢字の特徴 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 237
（一）独特な表意性　238
（二）奥深い漢字の字族体系　256
（三）柔軟な造語力　265
（四）優美な芸術的構造様式　272
五　中国における文字の統一
　　　漢字の規範化、発音表記、簡略化 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 287
（一）漢字の規範化　288
（二）漢字の発音表記　300
（三）漢字の簡略化　309
六　文字学の新たな一ページ漢字の研究と応用 􀊜 325
（一）漢字に関する心理学研究　326
（二）漢字の数理統計　333
（三）漢字のコンピュータ処理　359
（四）漢字のエントロピー　376
（五）漢字の冗長度　388
（六）漢字の辞書類の配列と検索　391
七　唇歯相依な関係　漢字と漢民族の文化 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 407
（一）漢字文化の研究範囲　408
（二）漢字と文化の関係　413
（三）漢字文化研究の基本的な視点　420
八　文字と言葉、良縁を結ぶ
　　　漢字と中国語及び周縁民族の文字 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 429
（一）漢字と中国語　430
（二）漢字と方言　444
（三）漢字と女書　455
（四）漢字と周縁地域民族の文字　487
九　霊妙なる味わいは正に神業と言うべし　
　　　漢字と文学芸術 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 513
（一）漢字と詩歌　514
（二）漢字と書法　529
（三）漢字と篆刻　555
（四）漢字と音楽、舞踊　565
（五）漢字と色彩　583
（六）漢字と対聯　602
（七）漢字と謎語　621
十　必ずや名を正さんか　
　　　漢字と年号、姓、避諱 􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜􀊜 631
（一）漢字と年号、諡号、廟号　632
（二）漢字と姓、氏　642
（三）漢字と名前　656
（四）漢字と避諱　672